動物を苦痛にさせる虐待や不当な扱い、怠慢な姿勢を容認しません。ファー、ダウン、ウールの調達と使用に関する基準、意図的な虐待や過度の危害を受けない動物から材料を調達するという取り組みを反映しています。

ダウン：再生可能な天然資源
私たちはナチュラルダウンをジャケットに使用することを選択しました。重量あたりの暖かさの比でダウンが最高の天然素材だからです。ライフサイクルアセスメント（LCA）によると、家禽産業の副産物であるナチュラルダウンは、ポリエステルフィルの材料と比較して、気候変動への影響がポリエステルフィルの18分の1です。この分析は、国際羽毛協会（IDFB:International Down and Feather Bureau）から委託された、LCAの中でサステナビリティレポートを専門とする独立した第三者企業であるLong Trail Sustainabilityが実施し、人間の健康、生態系、資源、累積されたエネルギー需要と気候変動の5つの環境分野において両方の物質の影響を調査しました。分析されたすべての影響カテゴリにおいて、トン（ｔ）あたりのダウンの影響はポリエステルより85％から97％低いと結論付けました。

レスポンシブルダウンスタンダードの採用
2019年、私たちはレスポンシブルダウンスタンダード（RDS）に取り組み、2021年までに100％RDSの認定を受ける予定です。この移行には多くの利点があります。 RDSは、ダウンやフェザーが不当な扱いを受けず大切に扱われる動物からである事を保証することを目的としています。この基準の下で、カナダグースは他のブランドやサプライチェーンのメンバーと協力して、衣服に羽毛や羽毛を提供する動物の5つの自由を尊重します。

世界で広く使用されているテキスタイル業界標準を採用し、サプライヤーに共通の期待を提供することで、彼らのコンプライアンスの取り組みを簡素化し、消費者に製品の内容を理解するツールを提供します。カナダグースは、テキスタイルエクスチェンジが管理するRDSグローバルワーキンググループに積極的に参加し、RDS標準が業界の最良の方法を進化させ、反映し続けることを保証します。

2019年末までに、CGが所有および運営している製造施設（CMT：カットメークトリム）を第三者によるRDSコンプライアンス監査を完了しました。

ファー：持続可能なパフォーマンス
50年間、私たちの有名なアウターウェアは、カナダ西部と米国から供給された野生のコヨーテの毛皮を特徴としてきました。天然の毛皮は、極限環境で機能を発揮し、本格的な北極のアウターウェアに不可欠な機能です。

今日の消費者は、毛皮や動物福祉の持続可能性についてもっと知りたいと考えており、情報に基づいて購入の意思決定を行うために、より透明性を求めています。私たちは要望を認め、情報を提供できることを嬉しく思います。

野生の北米西部のコヨーテの毛皮の調達に関して、当社のサプライヤーは次のことを保証しています。

• 故意に虐待したり、放置したり、不当に動物に苦痛を与えたりする行為を容認しません。
• 彼らは、当社に北米の供給業者から野生の毛皮のみを供給し、毛皮農場からの毛皮は決して使用しません。
• 州、地方、および連邦の基準によって規制されている罠猟師からのみ毛皮を調達しています。

カナダグース製品を購入する際には、さまざまなスタイル、視点、好みを可能な限り多くの選択肢で消費者に提供することに誇りを持っています。

2020年カナダグースは新しい大胆なイ ニシアチブとして再生されたファーをサ プライチェーンに導入予定です。そして 再生ファーを使った商品の生産を始め、 2022年には、新しいファーの仕入れを 辞めます。その年の秋頃にはお客様に提 供し始める予定です。

私たちはリアルファーの機能性と持続可能性に引き続き取り組んでいますが、自分達自身にチャレンジし既存のファーを 再利用することによって、より良い方法にしていきます。 北部では、持続可能性は生活様式であり、 人々は何世紀にもわたって再生された ファーを活用してきました。このイニシ アチブはその知恵からインスピレーションを受けています。持続可能な運営が必要だと考えているからこそ、このコミットメントを発表できることを誇りに思います。そして私たちのお客様、 ビジネス、一番大切な事は未来の為に、 正しい決断なのです。

ウール：私たちのストーリーの一部
カナダグースは製品のラインナップを拡大し続けており、2017年に決定した取り組みを忠実に守りミュールジングを行わずに羊の羊毛を使用しています。サプライチェーンのウールがこの手法を使用しない農場からきていることをサプライヤーに確認しています。