自分のルーツに正直であることは最高のプレーをするために必要なこと。全米プロバスケットボール（NBA）選手のコーリー・ジョセフはそう確信しています。カナダのオンタリオ州で生まれ育ったジョセフは、アメリカ本土で活躍したのち故郷のカナダに戻ってプレーを続ける数少ない選手の1人。現在はトロント ラプターズのポイントガードとして活躍しています。そんな彼のモチベーションはファンであり、成功に導いてくれるのは家族です。アルバータ州の大学チームで出会った両親はともにバスケットボールのコーチを務めており、ジョセフは両親の技術に影響を受けて育ちました。ジョセフは言います。「小さいころから両親が私を導いてくれました。1人の人間としても男としても、成長させてくれました」。ジョセフの最大の功績といえば、サンアントニオ スパーズ時代の2014年に成し遂げたNBA優勝でしょう。しかし、それ以上にジョセフの胸を熱くさせた出来事が、2015年のトロントへの復帰です。ジョセフは言います。「苦戦していても、ファンの声援を聞けば調子が上がる。力が湧いてくるんです」